1995年第1回公演

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    ストラヴィンスキー 舞踏組曲「プルチネルラ」
    “Pulcinella”
    1920年5月5日、パリのシャンゼリゼー劇場で上演されたディアギレフのロシア・バレエ「プルチネラ」のために書いた音楽を抜粋した組曲。
    編成はクラリネットをのぞいた木管と5部の弦の、33人の奏者に限定した小編成で書きあげ、管弦楽法が機知に富みかつ清新をきわめて、愛らしい組曲である。全曲はつぎのような8曲に分かれている。
    第1曲は「シンフォニア」(Sinfonia)で、ソロとトゥッティが交錯する古い協奏曲ふうの楽しい曲。第2曲はオーボエと弱音着をつけた弦の交替演奏による、歌謡ふうで12/8のLarghettoの「セレナータ」(Serenata)。第3曲はテンポ変化の多い小さなスケルツォ「スケルチーノ」舞曲(Scherzino)。第4曲はめまぐるしい情熱的な「タランテラ」(Tarantella)。第5曲「トッカータ」(Toccata)で、一様に刻まれる機械的なリズムで奏されるもの。第6曲は「ガヴォット変奏」だが、ここでは木管だけで演奏され、ホルンが少々手伝う程度で弦は沈黙する。第7曲は金管の主奏とバスによるグロテスクな「デュエット」(Duetto)。第8曲は「メヌエットと終曲」(MinuettoFinale)、古風な3拍子の舞曲につづいて、魅力的な終曲で終わるのである。演奏時間25分。

    ラヴェル ピアノ協奏曲ト長調
    Concerto pour Piano et Orchestre

    1931年の作。1932年1月14日、コンセール・ラムルーの「ラヴェル祭」で、マルグリット・ロン女史の独奏とラヴェル自身の指揮で初演され、同年出版とともに初演のロンにささげられた。
    ラヴェルのピアノ協奏曲には、他に「左手のため」のものがあるだけで、2手のための協奏曲としてはこれは唯一のもの。木管はクラリネットとファゴットが各2本であるほか、他は各1本という小編成で、古典的な形式にしたがって、ソナタ形式によった第一楽章、歌謡的な第二楽章、スケルツォまたはカプリチョふうの第三楽章の3の楽章からなるが、繊細美と機知にあふれ、ピアノと管弦楽はそれぞれの特色を最大限に発揮して溶け合いながら、色彩的な効果を上げている。演奏時間は22分。

    イベール 室内管弦楽のためのディヴェルティメント
    Divertissement pour Orchestre de Chambre

    1931年完成、同年出版。イベールは1930年にラビシュの喜劇「イタリアの麦わら帽」のための劇音楽を依頼されて作曲したが、1931年にその中から重要な部分をより抜いて、室内管弦楽のための組曲に編んだのがこのディヴェルティメントである。編成は各1本の8種の管に、弦はヴァイオリン3、ヴィオラ2、チェロ2、バス1に限定し、他にピアノ、チェレスタ、打楽器。
    第1曲「序奏」(“Introduction”)は、歯切れのよいリズムをもった急速なAllegro vivio。第2曲「行列」(“Cortege”)は劇的な場面を描いた導入につづく行進曲で、メンデルスゾーンの「結婚行進曲」のモティーフが使用されている。第3曲「夜想曲」(“Nocturnc”)は木管の主奏によるLentoの小さな気分画。第4曲は「ワルツ」(“Valse”)で、短い導入につづいて軽快なしゃれた愛らしい象徴化されたウィンナ・ワルツが展開されるが、これは終曲とともに全曲中の白眉。第5曲「パレード」(“Parade”)は浮き浮きしたリズムのにぎやかな行進曲(Tempo di marcia)。第6曲の「終曲」(“Finale”)は、単純明快な主題を中心とした曲で、中間部をはさんで主題は第三部にふたたび現れて、大きく盛り上がる。演奏時間は18分。

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